Pelvic RockとPelvic Rotationは骨盤の複雑な動きを2つの別々の視点から分解して数値化したものです。Rockは後ろから見たときに左右に傾くような運動、Rotationは上から見たときに前後にひねるような運動の大きさを表します。
Stance Impact ForceはLEOMO独自の Motion Performance Indicator (MPI) の一つです。LEOMOの製品でのみ、計測することができます。 |
簡単に言うと
- RockもRotationも回転運動の大きさを表します。例えば後ろから見て骨盤が右に5°、左に4°傾くような動きをしていると、Rockは9°になります。
- しかしあくまでもその合計値を動きの大きさとして出力するだけなので、左右差はわかりません。
- 値が大きいと動きがダイナミックに見え、小さいと安定しているように見えます。しかしRockとRotationのどちらが大きくなっているかを目で見分けるのは非常に難しいです。
なぜ Pelvic Rock/Rotation が重要なのか
- どちらも骨盤の安定性および動きの大きさを表します。動きを0にすることはできませんが、あまり動きすぎるのはよくありません。
- 例えばRockが15°を超えるような動きの場合、2つのパターンが考えられます。1つは踏み込みまでに腰が左右に落ちているタイプ、2つめが挟み込みのタイミングがずれているタイプです。(タイミングあっていれば腰は回転しません。)
- ランニングは足の運動が主となりますが、その足の付け根である骨盤の動きや安定性は非常に重要です。RockやRotationはそれらを数値化して表現しますが、例えばタイミングや左右差などはわかりません。動きの大きさだけを2軸で表現し、特定の方向の動きが大きいか小さいかだけを表します。
Pelvic Rock / Rotation の値について
-
一般的にRotationの方が大きくなります。
Pelvic Rock |
レベル |
目安 |
---|---|---|
< 8.0 | Excellent | 動きが小さく、無駄がない |
8.0 - 9.0 | Good | 比較的動きが小さい |
9.0 - 10.0 | Normal | 標準的 |
10.0 < | Bad | 動きが大きく、無駄がある |
Pelvic Rotation |
レベル |
目安 |
---|---|---|
< 18.0 | Excellent | 動きが小さく、無駄がない |
18.0 - 24.0 | Good | 比較的動きが小さい |
24.0 - 30.0 | Normal | 標準的 |
30.0 < | Bad | 動きが大きく、無駄がある |
センサーの位置
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センサーステッカーを使って体に貼り付けて下さい。
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お尻の上の方にある「仙骨」という骨(脊椎の下にある平らで大きな骨)に貼り付けて下さい。
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LEOMOロゴが読めるように、後ろから見てLEDが左上に来るように貼り付けて下さい。
リアルタイムデータ解析
Stance Impact Forceはアクティビティ中にリアルタイムで見ることが出来ます。
また、コーチは LEOMO LVS で数値と動画を重ね合わせて記録し、見ることができます。
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