Thigh Landing Smoothness は腿が着地前に一時停止してしまうのを評価するスコアです。
Thigh Landing SmoothnessはLEOMO独自の Motion Performance Indicator (MPI) の一つです。LEOMOの製品でのみ、計測することができます。 |
簡単に言うと
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着地直前に腿がどれだけ停止しているかを評価しようとするスコアです
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「着地の直前の腿の回転速度の落ち込み」の部分を評価します
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値が小さい(回転が小さい)と、その分大きく停止しており、悪い評価となります
なぜ Thigh Landing Smoothness が重要なのか
- ランニングの動作の大きな原動力となるのは股関節の動きであり、その動きはそのまま腿の動きになります。腿は大きく前後に動いており、その腿をスムーズに動かすことは非常に重要です。
- しかしそのスムーズさが最も影響を受けるのは着地の瞬間です。着地時には着地衝撃を受けるだけでなく、膝から下の脛や足が力を受けるために筋肉が働き、本来重要である股関節の動きが疎かになりがちです。
- そのような影響を完全に無くすことは不可能ですが、できるだけ影響を少なくして腿をスムーズに動かすことができればエネルギー効率も良く、重量も大きな腿を動かしながら走ることができるのです。
Thigh Landing Smoothnessの値について
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ケイデンスの影響を受けますが、一般的な180〜200spm程度のケイデンスであれば以下の表で評価ができます
Thigh Landing Smoothness |
レベル |
見た目による差(参考) |
---|---|---|
~ 60 dps |
Bad | 大きく停止している |
60 - 80 dps |
Moderate | 少し停止している |
80 - 100 dps |
Good | あまり停止せずに着地できている |
100 dps ~ |
Exceptional | 停止せずにスムーズに着地できている |
センサーの位置
- 大腿の表面に取り付けます。大腿の横には貼らないでください。
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センサーの正しい向きは、立ったときにLEOMOロゴが下になるように、つまり自分から見てLEDが右下になる向きです。
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両面テープを使うか、スパッツのようなものに挟むと安定します。
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装着位置が膝に近くても股関節に近くても問題ありませんが、10cmぐらいは離したほうが良いでしょう。
リアルタイムデータ解析
Thigh Landing Smoothness はアクティビティ中にリアルタイムで見ることが出来ます。
また、コーチは LEOMO LVS でMPIと動画を重ね合わせて記録し、見ることができます。
関連項目
Stride Cycleの一つです。同じく構成要素となるMPIであるStrike AR、Heel Pitch、Recoil ARも参照して下さい。
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