Plantarflexion Score (PF Score) 接地中から離陸にかけて、足の底屈がどれだけ起きているかを表します。
PF Score はLEOMO独自の Motion Performance Indicator (MPI) の一つです。LEOMOの製品でのみ、計測することができます。 |
簡単に言うと
- ランニングは離陸する時には必ず爪先が最後に触れた状態になります。
- その際に底屈(足首の関節を開く動き)をしてしまうと離陸が遅れるだけでなく、足首周りの小さな筋肉を使ってしまうことになります。
- 底屈をできるだけせず、小さなPF Scoreで走ると効率的と言えるでしょう
なぜ PF Score が重要なのか
- ランニングの主たる動力源は股関節の大きな筋肉であり、末端の小さな筋肉はできるだけリラックスして必要な時にだけ働くことが理想になります。
- 離陸時も同様で、地面に対して力を加えて上方向の力を生み出した後は追加で地面を蹴る必要はありません。しかし、一部のランナーはこれを足の底屈を行うことで実現してしまうことがあります。
- 足の底屈は足首周りの小さな筋肉群で行っており、走りに対して影響が少ないだけでなく、無駄なエネルギーを使い、痙攣や痛みの原因になる可能性があります。
- PF Scoreが小さいということはこの底屈を行わずに走っているということであり、効率的な走りと言えるでしょう。
PF Score の値について
- 単位は°で、離陸時にどれだけ底屈がおきているかを表します
- スピードやケイデンスの影響をあまり受けません。そのまま評価することができます。
PF Score |
競技レベル |
見た目による差(参考) |
---|---|---|
60° ~ |
Low |
大きく底屈をして離陸している |
55 – 60° |
Moderate |
底屈をして離陸している |
50 – 55° |
High |
少し底屈して離陸している |
~ 50° |
Exceptional |
ほとんど底屈せずに離陸している |
センサーの位置
- 靴の足の甲の部分に取り付けます。
- センサークリップを使って下さい。
- 脱落防止のため、手前(足首)から奥(つま先)に差し込むように、シューズの紐やワイヤーなどにしっかりと固定して下さい。
- センサークリップをつま先近くに装着すると足の指に当たる場合があります。クリップをできるだけ足首に近い位置に装着することを推奨します。
リアルタイムデータ解析
Strike ARはアクティビティ中にリアルタイムで見ることが出来ます。
また、コーチは LEOMO LVS でMPIと動画を重ね合わせて記録し、見ることができます。
関連項目
Stride Cycleの一つです。おなじく構成要素となるMPIであるHeel Pitch、Recoil AR、Thigh Swing Speedも参照してください。
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