Run MPIの概要と分類
ランニングというのは同じ動作の繰り返しですが、その繰り返し動作の中で大きな役割を担うのがやはり支持脚による着地の期間(立脚期)です。ランニングにおいては立脚期にのみ着地衝撃や体重を片足で支え、同時に前方向の推進力を生み出すと考えられています。
我々はこの立脚期の中の、「接地期・立脚中期・離地期」それぞれを、Strike AR、HeelPitch、Recoil ARという3つのMPIで評価します。もちろん今までよく知られたLanding Pattern、Ground Contact Time (GCT)といった数値も出力されます。
一方で空中にいる間(遊脚期)で重要なのは遊脚の動作です。我々は腿のセンサーを用いてThigh Swing SpeedというMPIで腿の振り出しを評価します。こうして立脚期・遊脚期それぞれを複数のMPIで評価し、ランニングの動作全体をカバーします。
また、他にも全体を評価するMPIとしてSmoothnessというMPIがあります。これはランニングのフェーズによらず、ランニング全体のスムーズさを評価します。同じく一般的なVertical Oscillation、すなわち鉛直方向の移動量も出力されます。
この5つのMPIと既存の様々な数値を用いてランニングの評価をより細かく、精細に行うのがLEOMOの最大のメリットです。
上の図のように、5つのMPIのうちStrike AR、Heel Pitch、Recoil AR、Thigh Swing Speedの4つは互いに関係しながらストライド全体を構成しています。
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