Thigh Swing Speed は腿の振り上げ時の最大速度を測定します。安定して高い速度を維持することが効率的な走りに繋がります。疲労により数値の変化が現れやすいスコアです。
Thigh Swing Speed はLEOMO独自の Motion Performance Indicator (MPI) の一つです。LEOMOの製品でのみ、計測することができます。 |
簡単に言うと
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腿の振り出しの力強さを表しています
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値が大きいほど腿を力強く、素早く降り出すことが出来ています
なぜ Thigh Swing Speed が重要なのか
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遊脚期における腿の振り出しは、ピッチとストライドを上げる、すなわちランニングのスピードを上げるのに重要なファクターです。
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重要なのは腿の振り出しの平均速度(時間)ではなく、最大速度を計測していることです。最大速度は平均速度に比べて個人差が現れやすいと考えられています。
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腿の振り出しに適切な筋肉を使えているかどうかのスコアとしてRecoil ARがありますが、腸腰筋を使うことで下腿を股関節に近づけると、より大きなThigh Swing Speedを生み出すこともできます。例えるならばバットを短く持つとスイングを早くすることができるのと同じことです。
Thigh Swing Speedの値について
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単位はdps (degrees per second)。分かりにくいですが角速度を表現するには一般的な単位です。
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360dpsで1秒間で1回転するぐらいの回転速度、ということになります。
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一般的に殆どのランナーが300未満、頑張っても350程度でしょう。エリートランナーは400以上、時には500〜550程度の値を出します。
Angular speed |
レベル |
見た目による差(参考) |
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~300 [dps] |
Low | 腿が振り出せていない |
300 - 400 [dps] |
Moderate | 振り出しは出来ているが遅い |
400 - 500 [dps] |
High | それなりに素早いスイング |
500 [dps] ~ |
Exceptional | 力強いスイング |
センサーの位置
- 大腿の表面に取り付けます。大腿の横には貼らないでください。
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センサーの正しい向きは、立ったときにLEOMOロゴが下になるように、つまり自分から見てLEDが右下になる向きです。
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両面テープを使うか、スパッツのようなものに挟むと安定します。
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装着位置が膝に近くても股関節に近くても問題ありませんが、10cmぐらいは離したほうが良いでしょう。
リアルタイムデータ解析
Thigh Swing Speed はアクティビティ中にリアルタイムで見ることが出来ます。
また、コーチは LEOMO LVS でMPIと動画を重ね合わせて記録し、見ることができます。
関連項目
Stride Cycleの一つです。同じく構成要素となるMPIであるStrike AR、Heel Pitch、Recoil ARも参照して下さい。
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