サマリー
Torso Angleは、胸骨(胸≒上半身)の傾きを表します。重力に対してどのくらい上方に傾いているかを角度で示します。センサーは胸の中央、胸骨の部分に専用のセンサーステッカーで固定する必要があります。
詳細
Torso Angleは、Pelvic Angleと同じ考えであり、常に重力に対する胸骨の角度を示します。一般に身体を寝かせてエアロポジションをとれば数値が小さくなり、よりアップライトなポジションを取れば大きくなります。
そのような意図的なポジション変更だけでなく、パワーや疲労の影響を受けて僅かに変化していく場合もあります。例えば、2分間走などをした場合、疲労により上半身が潰れてしまい、Torso Angleが小さくなっていくことがあります。また、Pelvic Angleはあくまでも骨盤の角度であったため、いくら上体を寝かせても大きく変化しない選手もいます。対してTorso Angleはそのまま上体の角度を表すため、エアロポジションを出せているかを判断しやすくなります。
また、その違いからPelvic Angleと合わせてみることで腰から胸にかけての形状やその選手の得意なフォームを推測することも可能になります。
スコア
胴角は、重量に対する胸の角度を示します。重量に垂直な胸に座ると90°の値が得られ、0°の値は胸が重力に平行であることを示します。
Torso Angleは姿勢により大きく変化するので優劣はつけ難い。
値の範囲 |
競技レベル |
見た目による差(参考) |
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- |
- |
姿勢を反映 |
注意点
・上りや下り(勾配のある区間)
Torso Angle値は、重力方向に対する角度を示すため(自転車に対する角度を示すのではないため)、上りや下りといった勾配のある区間走行時やベロドロームでのデータ検証時には注意が必要です。
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