Ground Contact Time は、ランニング評価ではごく一般的な値の一つです。いわゆる「接地時間」と言われることも多いですが、要は立脚時に足が着地してから離地するまでにかかった時間のことです。
Ground Contact Time を議論する際に問題になるのが「着地」および「離地」とはいつなのか、ということです。
上の画像は約8msごと(120fps)の動画から抜き出した着地の瞬間の連続写真です。左端の写真と右端の写真では40msもの差がありますが、この中で「着地」は果たしてどの瞬間でしょうか?フォースプレートがあればその議論は多少容易になりますが、写真だけではこの定義は非常に困難です。
さらにLanding Patternに差がある場合はさらに難しくなります。
そこで、LEOMOのデバイスでは着地及び離地をすべて「靴が地面についた瞬間」「靴が地面を離れた瞬間」と定義しています。Ground Contact Timeは計測が可能なデバイスが多いですが、この定義の違いによりデバイスごとに差が出やすい値でもあります。
Ground Contact Time は重要なのか
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Ground Contact Time はケイデンスと大きな相関があり、スピードを上げれば必然的に上がりやすい値ではあります。
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しかし同じケイデンス、同じスピードでも選手によって差があると言われていますが、本当にそうなのかは議論の余地があります。
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LEOMOにはHeel PitchというGCTよりも細かいフェーズで分析するMPIもあるので、GCTと合わせて評価することが重要になります。
Ground Contact Time の値について
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単位はms。接地している時間をms単位で計測します。
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スピードと大きく相関するが、できるだけ短く、左右差を少なくしたほうが良い。
センサーの位置
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センサークリップを使って下さい。
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シューズの紐やワイヤーなどにしっかりと固定して下さい。
リアルタイムデータ解析
GCT はアクティビティ中にリアルタイムで見ることが出来ます。
また、コーチは LEOMO LVS で数値と動画を重ね合わせて記録し、見ることができます。
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