Vertical Oscillation は、ランニング評価ではごく一般的な値の一つです。ランニングは人間が左右の足を交互に接地させて行う動作のため、自転車などの車輪による移動に比べると「上下動」が生まれます。この上下動の大きさを腰のセンサーで計測したものが Vertical Oscillation です。
しかし人間の歩行・走行の最適化は凄まじく、エリートスポーツの世界ではこの上下動は限りなく0に近づいているのも事実です。100m走などの映像をスローで見るとエリート選手の頭はほぼ上下せず、まるで下半身が車輪のように動いてスムーズに進んでいるのです。
とはいえ物理的に必ず上下動は生まれ、その上下動が少ないほうが、まさに「車輪のように」効率的に走ることができている一つの指標と言えるでしょう。
Vertical Oscillation は重要なのか
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Vertical Oscillation はスピードと大きな逆相関(スピードが上がると Veritical Oscillationが小さくなる)があるが、個人差も大きく競技レベルの評価にはまだまだ有用であると思える。
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しかしエリートランナーではほぼ似たような値になってしまうのも事実である。
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そこでLEOMOではランニング全体を評価する値として他に Smoothness というMPIも提供している。これは Vertical Oscillationよりもより正確に上位レベルのアスリートの評価を行うことが出来る可能性がある。
Vertical Oscillation の値について
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単位はcm。上下している幅を長さで表現します。
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短いほうがより効率的に走れていると言える。
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スピードと逆相関(スピードが上がれば上がるほど小さくなる)することが多いが、アスリートレベルによっては変化しない場合もある。
センサーの位置

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センサーステッカーを使って体に貼り付けて下さい。
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お尻の上の方にある「仙骨」という骨(脊椎の下にある平らで大きな骨)に貼り付けて下さい。
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LEOMOロゴが読めるように、後ろから見てLEDが左上に来るように貼り付けて下さい。
リアルタイムデータ解析
Vertical Oscillation はアクティビティ中にリアルタイムで見ることが出来ます。
また、コーチは LEOMO LVS で数値と動画を重ね合わせて記録し、見ることができます。
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