ターゲットレンジ機能を利用することで、ユーザーは自分の動きがあるべきレンジの中で維持できているかどうかを、日々の練習やレースにおいてリアルタイムに確認することができます。レンジ内では常に黒で表示される値は、下限を下回った場合は青に、上限を上回った場合は赤に変わります。これによりユーザーは画面のデータスクリーン上ですぐに認識することができます。
ターゲットレンジ機能を作成する
まずMPIのターゲットレンジの計算には、アクティビティの中から任意に選択された箇所の集計値が利用されます。その際に外れ値は除かれて計算されますので、予期せず起きた少しの想定外の動きはこのレンジに含まれません。
ターゲットレンジは複数の作成方法があります。BIKEの場合、最も簡単なものはLEOMO App上の"ターゲットレンジ"メニュー上で、新しいターゲットレンジを追加することです。ターゲットレンジは作成されると、以下のように複数並びますので、その時に使いたいものをオンにしてください。
それ以外の方法としては、アクティビティ直後のアップロード前のアクティビティログを使う方法があります。アクティビティログを選択し、その中でターゲットレンジにしたいラップを選択して名前をつけて保存します。
またアクティビティの最中でも、新しいレンジを作成することが可能です。画面を左右にスワイプし最後のページまでいくと、現在までの全てのラップを見ることができます。その中から一つを選択し、新たなレンジとすることができます。このレンジはそのまま同じアクティビティの中で利用することが可能ですので、アクティビティの最初に任意のプロトコルを実施し、それをターゲットレンジとしてそれ以降のラップとリアルタイムで比較することが可能です。
ここまではTYPE-S上でレンジを作成する方法をご紹介してきましたが、Web App上からもターゲットレンジの作成は可能です。アクティビティページの一番下にあるデータテーブル上にある任意のラップを選びます。設定アイコンをクリックすると”Target Rangeとして保存”というメニューがありますので、そこから作成することができます。もちろん、アクティビティデータの中から任意のレンジを選び、それをラップとして保存し、同様の方法でターゲットレンジとして保存する方法もあります。
ターゲットレンジを管理する
一度作成したターゲットレンジのリストはLEOMO App上の"ターゲットレンジ"メニューから一覧で見ることができます。複数ある場合は、利用したいものを一つオンにすると、他は全て自動でオフになります。リスト上では各ターゲットレンジの名前と作成した日時が表示されますが、作成時に名前をつけなかった場合は、そのアクティビティでのラップ番号が表示されますので、後からWeb App上で名前を変更し、"アカウントと同期"ボタンを押すことで新しい名前がLEOMO App上でも反映されます。
それぞれのターゲットレンジはタップすることで、それぞれのMPIで設定された閾値をみることができます。このメニューから、目的によってMPI毎にオン・オフを個別に切り替えることができ、また各MPIの下限および上限の値を自由に変更することもできます。
TYPE-S上で作成されたレンジはインターネットに接続された際に自動的にアカウント上で同期され、Web App上に反映されます。また、メニューにある"アカウントと同期"ボタンを押すことで、マニュアルで同期することも可能です。Web App上のメニューでもレンジ情報を確認したり名前を変更したり削除したり出来るため、常にレンジ情報はアカウントと同期されていることが重要です。
In Target Range score
ターゲットレンジ機能を実際に利用する場合、確認したいのはそれぞれのMPIがどれぐらいレンジの中にいるかでしょう。これは進行中のアクティビティにおいても確認することができます。画面を左右にスワイプして最後のページまで行ったあと、ラップをタップすることで"レンジ内"の割合を確認することができます。また、ターゲットレンジはアクティビティの途中でも他のターゲットレンジに切り替えることができますので、切り替えた後は新たなターゲットレンジを基にまたレンジ内の割合をみることができます。
尚、割合の表示方法としては、例として20分間のラップの中で後半10分のみ機能をオンにしたとします。もしMPIが9分間レンジ内にあった場合は、その割合は90%と表示されます。また、仮にあなたが"シッティング"と"スタンディング"の2つのベースラインレンジを作成しているとします。アクティビティの途中で"シッティング"と"スタンディング"を切り替えた場合、アクティビティ終了後に確認できる"レンジ内"の割合は、まずそれぞれ使用されたレンジで計算され、合算された上で一つの値として表示されます。
アクティビティを終了した後の確認方法は、アップロード前にアクティビティログからラップをタップすることで見ることができます。
最後に、アクティビティファイルをアップロードした後、Web App上で"レンジ内"の割合を確認する方法をご紹介します。アクティビティのページ内にある”Select Target Range”メニューより任意のターゲットレンジを選択します。それにより、データテーブル上でレンジ内の割合(In Target Range)を確認することができます。
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